テントに貼り付けた半紙の綺麗さに違和感を覚えた時に思い浮かべたのは、茫漠たるSNSの大河に日々浮かび上がり流れ消えゆく、悲哀、怒り、憎悪、恐れ等の負の書き込み達と昇の習字の類似性。半紙が汚れ破れるよりも速く、新しく生じた暗い情念がテントを覆い尽くしていたと妄想。
kabukura futoo さんの感想:東京フィルメックス2016
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物陰の暗がりに溶け込む縺れた髪、全ての表情を隠してしまう髭、見る者をたじろがせる昇の異容。だが、世捨て人然とした彼の内面は独存とはほど遠い幼児性を基盤に構成されている。昇や樹冬への共感は無かったが、遠い存在にも思えなかった。だから、居たたまれない気持ちになった。
kabukura futoo さんの感想:東京フィルメックス2016
